みんとのつぶやき

読んだ本、聴いたCDの感想などをつらつら書いています。

読んだ本「サイコパス」

 話題の脳科学者の著書。いろんなメディアで取り上げられていたのを見たので、万人にわかりやすい内容なのかと思ったら、いろんな研究者を引用してけっこう専門的だった。。「サイコパス」という言葉自体、何を指すのかわかっていなかったのでその点は読んでよかった。やはり専門外の人にもわかりやすい表現に気を配っているし、専門家ではない読者が極端な印象を持たないように(という意図ではないのかもしれないが)バランスに気を配っているのが感じられた。著者の見解でサイコパスだったかもしれない、という例は、だれでも名前を知っている人もいてびっくりだった。
 「サイコパス」自体が少数派で、ある意味特異な存在だから研究の対象になっているわけだが、多数派が理解できないことを結局は多数派の理論で説明しようとすること自体に怖さを感じた。といってもそれがないと何も進んでいかないが。研究が進むことによって「こういう人もいる」「これは少数の人にとっては異常ではない」等々、わかっていく面もあり、それはよいことだし、その恩恵もいろんな面で受けているのだと思う。とりあえず人に関わるときは覚えていたほうがよい事柄だと思った。こんなのんきな感想も、自分の周囲が平穏だからなのかもしれない。