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みんとのつぶやき

読んだ本、聴いたCDの感想などをつらつら書いています。

読んだ本「贖罪」

 湊かなえの本。題名を漢字変換しようとして、「贖罪」てこんな漢字だったんだ、と今更認識する。昔、学生の頃も書けなかったかもしれない。
 夏休みの小学校で起こった殺人事件。直前まで一緒に遊んでいた子たちの言葉で、その子達へある言葉を投げた人の言葉で、それぞれのその後、帰結が描かれる。すぐそばで友達が殺され、犯人が見つからないという状態だけでも非日常だが、そこに各自の性格や不安感が、何気なかったかもしれない友達の言葉が、悲鳴のような被害者の母の言葉が、その時々、また長年にわたってどう影響するか。ぞっとしてしまった。
 1つ腑に落ちないのは犯人像だ。描かれている人物と殺し方が噛みあわない。と思ったが、文庫本の最後についていた黒沢清監督の話で、この人の歪みはなんとなく読み取れたとあった。。。このへんも感じ取れたらもっとぞっとするかも。自分が残念だ。

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