みんとのつぶやき

読んだ本、聴いたCDの感想などをつらつら書いています。

読んだ本「かなわない」

 新聞で紹介記事を読んで図書館に予約した本。どんな紹介文だったんだろう。なぜ興味を持ったのか全然わからず、最初は読み続けるのが苦痛だった。だんなさん、お子さんとの日常。仕事や自分の楽しみや用事にだんだん復帰し、心のありようのかなり赤裸々な内容が多くなっていく。子供に向き合うつらさ、自分自身に向き合うつらさ、その他もろもろ。いろんな人の助言を得つつ、いろいろぶつかる様子。文章でこれだけつらそうだと当の本人はかなりつらいと思った。本のなかでも今読んだらわかると思う、と出てきたが、神蔵美子さんの「たまゆら」と似たところがある気がする。なので、読むのはある程度時間がたってからのほうがよい気はする。
 何事も人徳というか、本人に帰することだと思うが、友人・知人に恵まれている人だと思った。出会いを大切にするし。アドバイスをくれる人も、普通はそんなに現れないのでは。きちんと求め、また返しているからよい出会いがあるのだろう。
 文章は淡々と、理路整然といった体で読みやすい。文章にしていること自体で感情も整理されているのかもしれないが、ときどき鋭い分析もありハッとさせられる。
 でてきたお店の名前で、かなり昔だが行ったことのある名前もあり、なつかしかった。