みんとのつぶやき

読んだ本、聴いたCDの感想などをつらつら書いています。

読んだ本 「姉・米原万里」

 米原万里の著書は数冊しか読んでいないが、主張や視線の鋭さ、独特さ、そして説得力に強烈な印象を受けた。生い立ちやプラハソビエト学校に通い、世界のいろんな立場の方に知り合いがいる、といった事柄が生み出すと思われる視界の広さと、それを説得力のある文章にできる方は稀有だろうと思う。妹のユリさんがお姉さんについて書いた本で、書評を読んで「ぜひ読みたい」と思ったのだが、その書評がどんなだったかはすっかり忘れてしまった。
 米原万里の著書からは、非常に強い人、超人といったイメージだった。この本では、弱い面や苦手な点も描かれ、超人ではなく、挫折も失敗もある、普通の人(という表現もどうかと思うが)だったのだ、ということがわかった。米原万里の著書を読み返してみたら、前に読んだときとは違った印象もあるかもしれない。