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みんとのつぶやき

読んだ本、聴いたCDの感想などをつらつら書いています。

読んだ本「死刑でいい〇す」

 図書館で見かけて借りてみた本。2005年、若い姉妹殺人、母親殺人(その5年前)の背景、深層を追ったもの。どちらの事件も報道されたはずだが全く記憶になかったのが地味にショックだった。
 事件の深層に迫るだけでなく、同様の事件再発防止につなげたい、という著者の思いが伝わってくる。少年院や刑務所から出所した後の支援の大切さ。発達障害のある人の場合のその重要さ。世間の周知の大切さ。支援、というと、罪を犯した人にお金をかけるのか、という意見もあるが、再犯などを考えると防止できたほうが社会の損失は少ないとのこと。話はそれるが、凶悪事件が起きると「極刑に、死刑にしてほしい」という声があり、その一方、全然違うところではあるが「死刑制度がある国は少なくなっている、死刑制度の是非は??」という論議もある。この事件の犯人の刑はすでに執行されているそうだ。刑関連にはまったく詳しくないが、死刑の是非を問う云々の前にというか、それを問うのであればなおさら、そして問うわけでなくてももちろん、量刑や出所後の支援、その周辺全体にわたって考えることが必要なのではないかと思った。なんだかすごい話の飛び方だ。