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みんとのつぶやき

読んだ本、聴いたCDの感想などをつらつら書いています。

読んだ本 「九八歳の妊娠」

 これも、「へろへろ」に出てきた人の著。本のテーマやカバーする年代がずれてはいるが、「へろへろ」や先日読んだ「おばあちゃんがぼけた」をさらに詳細に記載している感じ。この順番で読んでよかった。
 いろいろ感想や考えさせられたことはあるが、一つ挙げるとすれば、著者や周りの方々の人間力がすごい、ということだろうか。介護する側、される側、双方なのだが、「する」側が本当に懐が深い。さらりと書いてあるが、なかなかできることではない。読んでいて「うっそだろー」と眉をひそめることも「このくらいは当然のこと」と受け止める。1つ1つの対応が、まるで仕事以上の献身を当然と思い、自分の時間すべてを捧げるくらいの気持ちでないと、とても出来無さそうに思える。巻末の対談で「仕事だからできる」とおっしゃっているので、少しほっとしつつ「仕事の範囲って一体。。。?」と疑問もわく。
 ご本人も専門性について多少おっしゃているが、どの専門も、また、人間相手の場合は特に、もっとも根底になくてはならないのが人間力かもしれない。ただしく、タイムリーな知識を身に着けるのと一緒に、根底を構成する「人間力」を磨くことが基本になるのだろう。