みんとのつぶやき

読んだ本、聴いたCDの感想などをつらつら書いています。

読んだ本 「刑務所なう。」 

 ほりえもんの服役中の実録日記(?)である。こういった本が出ていることは知っていた。先日図書館で(すみません)見かけ、手にとってみた。内容よりも、こういった実録日記を書き、その出版をやりとげた、ということに突如興味がわいた、というほうが合っている。出所してから何をやっているのか知らないのだが(検索すればわかるのかもしれないし、普通に情報をチェックしている人なら知っていることなのかも)、本や発言はマスコミに取り上げられているのは目にしていたから。その内容は全然知らないのだが。
 本人の日記が主体だが、時事ネタについてのコメントやスタッフサイドからみた一面、ダイジェスト漫画がはさまれ、同じネタがすべてにでてきても違った印象で読めて面白い。服役中からいろいろ発信はしていたようなので、それを集めたものらしい。
 それにしても印象に残るのは、エネルギーの強さ、発信したいという思いの強さと、多くの人に囲まれている点である。多くの人に囲まれている、というのは、本人の性格やそれまでの行動による所なのだろう。すごい人だ。
 刑務所のなかでも新聞を読み比べ、足りない情報を雑誌やプリントアウトなどで補い、時事問題に遅れをとらないように努める。限られた時間のなかで精力的に本を読み、原稿や書評をかく。はっきりした意見を持っていて、それをきちんと説明できる。巻末にまとまっていた書評は、けっこう面白く多くの本をも読んでみたくなる。仕事もかなりまじめにとりくむ。前向きに向き合い、制限された生活のなかでよい面(ご飯がおいしいとか、体重減とか!)も楽しむ。大変なこともあるのだろうけど、生き方の姿勢はすごい。