みんとのつぶやき

読んだ本、聴いたCDの感想などをつらつら書いています。

読んだ本「ニッポンが変わる、女が変える」

 図書館の新刊コーナーに並んでいて、借りてみた。もともと2013年に出ている本の文庫版。雑誌に1年にわたり連載された、上野千鶴子氏といろんな人との3.11(のうち、主に原発事故)を大きなテーマとした対談集だった。
 どの人の章にどんな議論があったか、すでに忘れてしまった、というか、読んでいる瞬間についていく(?)のがやっとだったが、立場により、専門により、視点により、さまざまな議論、反省、課題等々があることはわかった。語られていることによって、頭の中でクエスチョンマークだった事柄を整理してくれたりもした。何か声を挙げるとか、なんらかの行動にでるとかはなかなかできないし、その余裕もないが、せめて投票するときはもっといろいろチェックしようと思った。

ラフォルジュルネ 一公演だけ

 GWに東京国際フォーラムで開催されていたクラシック音楽のフェスティバル。5月5日、シベリウスの悲しきワルツ、竹澤恭子さんがソロのシベリウス・バイオリン協奏曲を聴きに行った。
 このフェスティバルに毎年行っているとかいうわけではない。数か月前、図書館(すみません)で竹澤恭子さんのCDをたまたま借り、印象に残っていたのだ。私はそれまで名前も知らなかったのだが、かなり有名な方だった。
 バイオリンのソロ、オーケストラ(フランス国立ロワール管弦楽団)ともすごい迫力で素晴らしかった。近い席で聴くことができラッキーだった。今回、オペラグラスがいらないくらい前の方の席をとることができたのだ。これも、こういったフェスティバル形式の恩恵かな。

読んだ本?恋と巡礼

 海街ダイアリーの9巻。マンガである。発売されていたのを知って、本屋をハシゴして買い、その後6回くらい繰り返し読んでしまった。
 なぜこんなにこの漫画に魅かれるのか。人のやさしい感情が描かれているからかな。読み手もやさしい気持ちになれる。自分自身の日常生活で起こっていることとは程遠いことに気付いた時はちょっと愕然としたが。2巻くらいまえに、そろそろ終わりかな、と思っていたが、今後状況が変わってどのように描かれていくのかみてみたい気もする。どちらにしても続いていれば読んでしまうんだけど。
 

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N響定期

 先週に引き続き、N響の定期公演。
 前半のベートーベンピアノ協奏曲は、意識がなくなったりまた覚醒したり、の繰り返しで、結果的によくわからなかった。昨日FMで聴き、その後ネットで「フェザータッチ」「天国のよう」(第二楽章)という表現を発見し、その通りだと思い、生で聴けるのを楽しみにしていたのだが!CDを聴いて(別の曲だが、同じ曲を演奏者別で聴いてみていた)、そのしなやかな演奏にびっくりして名前を憶えていて、楽しみにしていたのだが!唯一、アンコールの演奏はきちんときけた。とても素晴らしかった。
 後半のブラームス交響曲4番。曲をよく知らない私でさえ「??」と思うような、出るべき音がでていないというか、すっぽ抜けたようなところが最初多少あった気がした(しかし本来はどうなのかはわからない)が熱演だった気がする。予習で聴いていたCDよりも強弱・緩急共はっきりしていてびっくり。苦悩の旋律が変化していく感じに思った。予習時は、ほとんど通勤時間にイヤホンで聴いていたので、主だった音しか聴こえてなかったのもよくわかった。指揮者の体全体を使っての指揮ぶりはすごかった。
 今日は、先週とくらべたら演奏中の観客の咳の音が少なかった。以前、映画館で映画を鑑賞中、隣の人から突然「静かにしてもらえませんか」と言われたことがある。咳をしていたわけでも、鼻をすすったりかんだりしていたわけでも、何かをさがして鞄のなかを探っていたわけでも、もちろんしゃべっていたわけでもない。全く訳がわからなかったが、映画は途中なので質問するわけにもいかない。唯一可能性があると思ったのは、その時持っていた革製の鞄だ。座席に座っていて、基本的にそう動かないが、多少手の位置を替えたり、足を組み替えたり、ということはある。その拍子に膝の上の鞄の革が多少動いたり擦れたりした音が気になったのだろうか。ただ、私自身はその音にはまったく気がついていなかったし、注意して聴いてみても「音」というほどのものではない。何が気になるかは人によって異なるかとは思うが、へんな言いがかりをつけられたと思って、特に気にしていなかったが、音関連で久々に思い出した。

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またもやN響定期へ行ってしまった

 今日はもともと行かないつもりだったが、昨日午後「やはり生で聴きたい」と思いチケットを買ってしまった。自由席はあと数席という表示で、間に合ってラッキーだった。
 昨日聴いたFMの生放送との聴こえ方の違いに少々戸惑う。生だと立体的だし強弱その他表情がとても豊かに聴こえる。当たり前だが。彩り豊かな部分が平坦につぶされのが、自宅のオーディオ機器から出てくる音といった感じか。どうにか、もう少しましにしたいが、、、。
 以前までは、なるべく事前に違う演奏者のCDを聴いて違いがわかれば等々、いろいろ考えていたが、無理。なので、その場の演奏を楽しもう、と思いつつ聴く。マーラーの1番はすごかった。曲のよさがわかったとはいえない私でも最後は感極まった。生で聴けてよかったと思う。

読んだ本「変身」

 東野圭吾著で、部数もかなり出ているらしい本。先日から何度か表紙を目にする機会があり、なぜか目に留まっていたが、読み始めて納得。以前読んだことがある本だった。
 前半は読むと「ここは以前も読んだ」という気がするものの、結末は全く思い出せず、読み終えた後も記憶になかったのが謎だ。読み始めた本は、たいていの場合読み終えようとしてきたと思っていたが、この本は違ったのか。
 ストーリーは奇想天外のSFもどき(?)だが、大半の読者(私も含む)にとって「それしかない」という感じの結末のような気がする。物事の進行具合とは多少逆行した結末。その結末に至る過程は、主人公の最後の試みというか、反抗なのかもしれない。不幸中のごく小さな幸い、というか、ごく小さな救い、といった感じで、ホッとはするが、本当は見たくない嫌な芽を見なくてすんだ結末、という気がした。どんな性格であれ、自分は自分なのだ、ほかにとって替われるものではないのだ、ということを認識させられた。
 

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読んだ本 「愚直」論

 こんどパナソニックの代表就任予定という方が、12年ほど前に自分がどのように仕事をしてきたかについて書いた本。松下時代、MBA留学時代、帰国、転職後の職歴。一言で言えば本の題名になるのかと思う。トップになる人、成果を残す人はこんなに頑張っているんだ、と読みながら茫然としてしまったのが第一の感想か。簡潔で読みやすいのだが、この明快な文章の裏に実際はどれほどの物事が詰まっているのか。とくに人の上に立つようになってからの部分は、文量は多くないものの、おなかいっぱい状態で前に進まなかった。もう10年前に読みたかった本だ。