みんとのつぶやき

読んだ本、聴いたCDの感想などをつらつら書いています。

またもやN響定期公演

 またN響定期公演に行ってきた。全部未知の曲。ベルクの曲はCDで聴いてみようとするも、どう聴いてよいのかわからなかった。
 前半のバイオリン協奏曲は、残念ながら最初と最後の合計約5分以外はほぼ意識がなかった。。。今に始まったことではないが、けっこう落ち込んだ。後半の2曲目は「ルル」組曲。全然わからないながら、面白かった。ソプラノのソリストも素晴らしかった。前半、後半それぞれ1曲目のモーツァルトの歌劇の序曲も素晴らしかった。家を出る前は「なんで今日のチケットを買ってしまったのか!」と多少思っていたが、行ってよかった。


 
 

久しぶりに映画館で映画をみた

 映画館といっても、封切館ではなく名画館である。みた映画も「愛と哀しみのボレロ」と、「男と女」(どちらもデジタル・リマスター版)で、元(デジタルリマスター前)は画はそれぞれ1981年、1961年である。両方、名前は知っているが見たことはなく、上映しているのを知って衝動的に観に行った。
 「愛と哀しみのボレロ」   映画の始めに「戦争(第二次世界大戦)後、社会が明るくなったのは世代が代わった20年後だった」といったセリフがあったが、見終わって、それがよくわかる映画だったと思った。戦争、占領、終結による生活もろもろの変化。戦勝国側も、敗戦国側も。欧米の人々にとっては、1981年からみればそれほど遠くない昔のことで、それぞれの経験によってそれぞれの感想・感慨があるのだろうと思う。映画の話は1930年代から始まり約45年を3時間で描いているので、でてくる家族は約4家族とはいえかなり駆け足、端的ではあるが、その影にどれほどのドラマがあるのだろう。
 主な舞台はパリだが、第二次大戦勃発後、ドイツに数年占領され、その後勝利する。昨日までの占領者が敗戦国側となる。思い返してみると、それによる悲劇を描いた映画はいくつか見たことがあった。あまり口にしたくないようないろんな悲劇があったのかもしれない。

新日本フィル定期公演

 すみだトリフォニーホールは初めて。ロビー等も落ち着いた雰囲気だった。ぎりぎりに入ってしまったので気付かなかったが、クロークもあった。客席はけっこう狭いので重要かも。
 ソロのバイオリニストが竹澤恭子さん、ということで、チケットをとっていた。メンデルスゾーンの協奏曲以外の曲目を全くチェックしていなかった。。。
 金曜日はアンコール演奏はなかったが、翌日は何か演奏されたようだ。メインはスクリャービンの「法悦の詩」。茫然としながら聴いてしまった。
 

N響定期公演

 昨日はN響の定期公演。曲は(私は)もちろんほぼ未知、予習もできなかったので、当日朝から某動画サイトで聴いてみたが焼け石に水。ネットの前日公演の評判がよかったしかなり混んでるかと思いきや、着いてみるとそうでもない? が、曲間の休憩の様子だとかなり埋まっていたようだ。
 多くのコンサートの場合、ところどころ意識が飛ぶ。また、もともと集中力なく、曲の途中で考え事をするのは毎回で、そのたびに曲の印象がリセットされる。今日はそれがかなりひどかった。瞼が重くなるのは前日のアルコール量にもよる面もあるようだが、飲みたいときそれに逆らえない。こんなんでコンサートに行き続ける意味があるのか自問せざるを得ない。が、初心通り、きれいな音を楽しむだけで至福のひと時だし、それ以上はプラスαということにしようと思う。 
 一番印象に残っているのは、ピアニストのアンコール演奏。「Skriabin, Etude!」と客席に叫んで弾き始めた。(もちろん)聴いたことのない曲だったが、情感たっぷりに弾いてくれていた気がする。曲の難度はわからないが、こんな曲を昔弾く機会があったら、と思った。が、昔々、子供時代のひと時ピアノを習っていた時代に練習した曲も、人によってはよさを見つけられたはずだ。この曲も、このピアニストだからこそこんな演奏ができるのだろう。
 グリンカのワルツは素敵な曲だった。スクリャービン交響曲4番は、よくわからなかった。。。(他の曲もけっしてわかっているわけではない。)
 

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先週末

 NHK音楽祭の「ドンジョバンニ」を見にいった。昨年末N響定期の「カルメン」が面白かったのでオペラへの垣根が少し低くなったところに、宣伝(ポスターとかwebとか)を見ていたらいってみたくなったのだ。ほんと流されやすい性格だ。
 字幕があるとはいえ、ストーリーを知らないとまずいだろう、と、図書館でDVDを借りて事前に観てみた。指揮者のインタビューに「子供のころ最初に暗譜した作品」といった意味のことが書かれていたが、こんな内容を子供が観る(聴く)の?と的外れなことに驚く。まあ、注目点はストーリーより曲なのだろうと思うが。
 観たのは演奏会形式だったが、椅子などの簡素なセットやライティングもあり、歌手も演技しながらで、見ていて面白い。声も、オーケストラの演奏も素晴らしい。歌とオーケストラが奏でる音色と、音量バランスも絶妙で一体となっていてハッとさせられる瞬間が何度もあった。専門的なことはわからないのでざっくりした感想だが。
 唯一残念だったのは、字幕の字が小さすぎたことだ。席も遠いし、メガネ等の度を遠くを見る仕様にはしていないので仕方ないことではあるのだが。

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先週末

 先週末の金土日は東京JAZZが開催されていた。昨年、一昨年は土日は午後からでかけて、Street会場のライブをずっと聴いたりしていた。今年は体力的にも時間的にも同様とはいかなかったが、いくつか聴くことができた。今年は会場が渋谷になって、ライブの合間に時間をつぶす場所がないのでは?と危惧していたが、行ってみるとかなりベンチがおいてあって滞留できる感じだったのはほっとした。今回は滞留することはできなかったが。。。
 Street会場は虫の音の中の演奏。代々木公園の緑が近い場所のせいか、単に天気のせいか、ステージが有楽町より小さいからか、空気もすがすがしく多少のびやかというか素朴な雰囲気だったような気がする。今年はアル・ディ・メオラを聴いてみたかったのでHall会場にも行ったが、3F席だったが楽しめた。パンフレットにも「夢のサミット」とあったが、こういうフェスだからこそ実現する組み合わせだったのだろうか。とても贅沢な演奏を聴いた気がする。

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読んだ本「風の墓碑銘」

 初めて読んだのは数年前だが、図書館で見かけるとまた読みたくなり、今回3度目くらいか。通読後気になった箇所を数回読み返して、今さらながらすごいと思ったのは、いろんな描写の細かさ、たくみさ、その基にある著者の人間観察の鋭さだ。
 1つは、ある人物にDNA鑑定への協力を依頼する場面。必要以上に相手の感情をかき乱しているような気もしていたが、微妙な話に切り込み、納得させ、結果相手にも飲み込みやすくしている。偽刑事の心当たりについて話す場面の滝沢の説明の持って生き方、等々。(例が両方滝沢になってしまったが、登場人物の性格上そうなるのだろう)
 こんなことに今更気が付くあたり、いかに私自身が感情の機微に疎いか、会話能力がないかを示している気もするが、この小説の魅力の一つに気づけたのはよかった。